こんにちわ。anです。
α6500にしたけど、やっぱりフルサイズが気になる。
こうなることはわかっていたんですけど、レンズがなんでも倍の値段になっちゃいますからね~
ってことでレンズ選びのための事前記事として備忘録がてら記事に起こしときました。
Contents
フルサイズとAPS-Cで同じ画角・ボケにするための相関表
フルサイズレンズとAPS-Cレンズで一番の違いは画角ですよね。
以下の設定で撮った写真はAPS-Cカメラのほうが拡大されます。
- フルサイズカメラで30㎜
- APS-Cカメラで30㎜
仕組みはたくさん記事にあると思うのでググってくださいw
この撮影範囲を画角といいます。この時、画角は違うが同じ絞り(F値)ならボケ量は同じです。
画角の違いは以下画像を参考にしてください。
同じ画角にしてやるにはフルサイズカメラの焦点距離を約1.5倍してやる必要があります。(フルサイズはAPS-Cの約1.5倍の面積を持つセンサーサイズのため)
つまり、以下の設定で同じ画角になるといえるでしょう。
- フルサイズカメラで45㎜
- APS-Cカメラで30㎜
この時、同じ画角になるがボケはフルサイズのほうが大きくなります。
なぜなら、フルサイズの焦点距離を30→45㎜の望遠端に寄せたことによってボケもズームされているからです。
また、APS-C撮影時、後ろに下がり同じ画角になるようにしても被写界深度が深くなり、やはりボケが弱くなります。(物理ですが上手いこと出来てます笑)
逆にフルサイズで前に行きAPS-Cと同じ画角で撮影した場合や、フルサイズで撮った写真をAPS-Cに合わせてトリミングした場合も、さらにボケ量は多くなります。
そこで気になる同じ画角・ボケにする設定を相関表で作っておきたいと思ったのでここにまとめます。
画角を合わせる際の設定
要するにAPS-Cから1.5倍すれば同じ画角になるよってことです。
一応相関表作りましたので参考にしてください。
画角を合わせる際の焦点距離相関表
フルサイズ | APS-C |
---|---|
12mm | 8mm |
18mm | 12mm |
24mm | 16mm |
30mm | 20mm |
36mm | 24mm |
42mm | 28mm |
48mm | 32mm |
54mm | 36mm |
60mm | 40mm |
66mm | 44mm |
長くなるので端折ります | |
240mm | 160mm |
246mm | 164mm |
252mm | 168mm |
258mm | 172mm |
264mm | 176mm |
270mm | 180mm |
276mm | 184mm |
282mm | 188mm |
288mm | 192mm |
294mm | 196mm |
300mm | 200mm |
こんな感じです。
ま、ここまではどこのブログでも記載がありますよね。1.5倍したらいいよって。
表にするまでもなですねw
次は絞りです。
同じボケにするための絞り(F値)
こっちです。僕がメモしておきたいところは。
例えば以下の二つのレンズの場合どちらがボケるのか?などをすぐ知りたいわけです。
- A – フルサイズカメラで45㎜ F2.0
- B – APS-Cカメラで30㎜ F1.4
こういうのでレンズで悩みフルサイズ移行するか悩みますからね。
上の答えは最後に記載しときます。
明るくなればなるほど高級になりますし。
フルサイズに手を出す前に知っておきたいところです。
では以下にまとめます。
ボケ量を合わせる際の焦点距離相関表
フルサイズのF値 | APS-CのF値 |
---|---|
F 1.0 | F 0.67 |
F 1.2 | F 0.80 |
F 1.4 | F 0.93 |
F 1.6 | F 1.07 |
F 1.8 | F 1.20 |
F 2.0 | F 1.33 |
F 2.2 | F 1.47 |
F 2.4 | F 1.60 |
F 2.6 | F 1.73 |
F 2.8 | F 1.87 |
F 3.0 | F 2.00 |
F 3.2 | F 2.13 |
F 3.4 | F 2.27 |
F 3.6 | F 2.40 |
F 3.8 | F 2.53 |
F 4.0 | F 2.67 |
F 4.2 | F 2.80 |
F 4.4 | F 2.93 |
F 4.6 | F 3.07 |
F 4.8 | F 3.20 |
F 5.0 | F 3.33 |
F 5.2 | F 3.47 |
F 5.4 | F 3.60 |
F 5.6 | F 3.73 |
F 5.8 | F 3.87 |
F 6.0 | F 4.00 |
F 6.2 | F 4.13 |
F 6.4 | F 4.27 |
F 6.6 | F 4.40 |
F 6.8 | F 4.53 |
F 7.0 | F 4.67 |
F 7.2 | F 4.80 |
F 7.4 | F 4.93 |
F 7.6 | F 5.07 |
F 7.8 | F 5.20 |
F 8.0 | F 5.33 |
こんな感じです。
つまり0.67倍すればいいわけです。
先に挙げた以下の比較
- A – フルサイズカメラで45㎜ F2.0
- B – APS-Cカメラで30㎜ F1.4
は、ほぼ画角もボケ量も同じ写真が撮れるというわけです。
と言いたいのですがそれはA,Bの両方がフルサイズの場合。
基本的にボケ量は有効口径が大きいほどよくボケます。
APS-C の場合は上記の公式から更に ÷ 1.5
先に挙げた例題レンズA,Bで換算すると以下になります。
B – APS-C 30㎜F1.4は有効口径21.4㎜ ÷ 1.5 = 14.2mm
となり、やはりフルサイズ45mm APS-C30mmと言う同じ画角でも、
フルサイズの方がボケると言うことになります。
ちなみにBが45mmの場合は画角がAPS-Cの為せまくなりますが、
有効口径が21.4mmとなり、ほぼ同じボケ量になります。
が、同じ画角にするとフルサイズは焦点距離67mmになるので、
再計算すると有効口径33mm。
やはりフルサイズがボケると言うループに陥ります。
まとめ
これがフルサイズはよくボケるというウソと真実になります。
ただ、フルサイズのほうが仕組み的にボケかつ広角撮影に向いているのは間違いありません。
思いっきりぼかしたい人はフルサイズを買うメリットはたくさんあります。
是非、比較、検討してみてください。